人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

竹島水族館スタッフブログ

新しい挑戦に悩む日々です

今日のSNSでもお知らせしましたが、タケスイで暮らしているコツメカワウソのあさり君がお引越しをすることになりました。
みかんちゃんとも相性は悪くなかったのです。
ただ、コツメカワウソは非常に課題がある種類です。
絶滅危惧種で野生個体は捕まえてはいけない、そしてワシントン条約という世界の取り決めで飼育個体であっても国同士の移動が制限されています。
これらのルールは野生下のカワウソたちを守るために必要なものなのですが、そうなると新しい血統が日本に入ってくることはありません。

なのでこれから数年数十年と長い期間で考えたときに、全国の飼育施設が自分達の所にいる個体だけで繁殖を行うことは、近親交配など血統的に問題を起こすことに繋がります。
今までタケスイで皆さんにあさり君を見てもらえて、好きになってくれた方もいらっしゃると思います。
今回のお引越しは、ご縁がありましてとても近い距離にある南知多ビーチランドさんになりました。
本気を出せば1日でハシゴもできる距離ですから、さみしいな、と思った方はぜひ両方の施設に遊びに行ってくださいね!


と、言うのが重要なお話しではあるのですが、今回の投稿で書きたいことはこういった新しい取り組みをタケスイがどんどん始めているということです。
昨年のリニューアルで新しくカワウソ展示を始め、カピバラ展示も再開しました。
さらに今年はアシカの繁殖にカワウソの移動、これらは全部未来のタケスイをより良くするための挑戦でもあります。


そして哺乳類はどうしても体が大きいので、1人で作業ができないことが多く、チーム全員で取り組む必要があります。
まだ2年目のもりりんから20年目の三ちゃんもいたりと、キャリアや経験値はバラバラですが、この挑戦がタケスイで初めてである以上、みんな初めてです。
何か始めるたびにこれでいいのか、もっといい方法はないのか、と頭を抱える日々です。
チームを取りまとめる私としては、自分でやった方がいいのか、みんなにやってもらった方がいいのかとこっそりと悩んでいます。
おそらくここから数年は大きな挑戦が続きますので、ぜひ近くで見守っていただきたいです。

サカナチームもイカの展示に挑戦したりとリニューアルに負けないぐらいプロジェクトが動いてますので、ぜひそちらも注目してください。

# by takesuiblog | 2025-10-01 11:03 | アヤちゃん

深海生物も新たなチャレンジしてました。

お久しぶりです。
深海担当の駿ちゃんです!

昨年は2回にわたるリニューアルを経て、失敗と失敗と失敗とちょっとの成功を収めて、入社当初の私から比べたらだいぶ深海生物の飼育のノウハウが身につきつつある今日この頃です。

最近はこの時期の大きな悩みである「三河湾の海水薄すぎ問題」を解消すべく、換水も新たな方法を導入しています。
まだ実験段階ですがだいぶ脳のキャパシティを浮かせることができています。
換水をちょとミスっただけで全滅なんてこともありますからね。
新しい換水方法のイメージとしては順転術式と反転術式を同時に発動している感じです。
早く「ぼく、最強だから!」って言えるようになりたいですね。

さて、今シーズンの深海漁はもうすぐ終了し、禁漁期に入ります。
今年も漁師さんのご協力のもと、多くの貴重な生き物を展示することができました。

また、リニューアル後はこれまで長期飼育できなかった深海生物の飼育にも挑戦しています。
今回ご紹介するのはその一つ「ヒゲナガエビ」です。
深海生物も新たなチャレンジしてました。_a0305077_14092626.jpg
ヒゲナガエビの名前の通りひげ(触角)が長いのが特徴なのですが、「大体のエビってヒゲ長くね!?」と思わず突っ込みたくなりますね。蒲郡では深海底引き網漁で漁獲されていて「ガスエビ」という名前で呼ばれています。
ガスみたいな味がすることが由来のようですが、僕が食べた限りではそんなことはなく甘えび(ホッコクアカエビ)やボタンエビに引けを取らないほどとてもおいしいエビでもあります。

深海生物も新たなチャレンジしてました。_a0305077_14172383.jpg
深海漁のセリに行くとトロ箱いっぱいにヒゲナガエビが並べられています。

これだけたくさん採れるのであれば入手は簡単なのでは?と思いきや、ほとんどの場合網をあげてきたときに弱っていることが多く、竹島水族館でも数日しか展示できない貴重なエビなのです。
アオメエソ(メヒカリ)やニギスと同じパターンですね。

今回はそんなヒゲナガエビの長期飼育を目指して実験水槽を立ち上げました。
長期飼育のコツはズバリ「水温」では・・・?と疑っていたので強力なクーラーも設置して何日ぐらい生きるか実験をしました。
深海生物も新たなチャレンジしてました。_a0305077_14324975.jpg

これまでの深海水槽では冷やせても12℃ぐらいのものが多く、今回は12℃と8℃の水槽に分けて展示を行いました。
結果として8℃のほうがなんとなく長く生きるかも?という感じでした・・。
というのも生きたヒゲナガエビを入手するのが想像以上に難しく、途中お世話になっている船が故障したこともあり、なかなかサンプルを集めることができなかったのです。

しかし!それでも数日で死んでしまっていたヒゲナガエビが10日以上も生存し、さらに数日間はお客様に見ていただくこともできました。
さらにさらに!
一個体はブラインシュリンプという冷凍餌を食べる様子も観察することができたのです。
これは新たな発見でした。
深海生物も新たなチャレンジしてました。_a0305077_14375255.png

今後はどれだけ状態よく水族館まで運べるかがキモですね。
アカザエビやミノエビといった深海エビと比べても段違いの飼育難易度ですが、今後も長期飼育に挑戦していきたいと思います。

なお、この研究は「船の科学館ミュージアムサポート」の支援を受けて実施しました。
深海生物も新たなチャレンジしてました。_a0305077_11442209.jpg

来シーズンも様々な深海生物の飼育に挑戦していきたいと思います!

ではでは。



# by takesuiblog | 2025-06-22 14:48 | 駿ちゃん

アシカたちの繁殖にむけていろいろ動いてました

すでにHPやネット記事などで知ってるかたもいらっしゃると思いますが、タケスイのアシカショーを10年以上支えてくれているオタリアのラブが鳥羽水族館に嫁入りしています。
ラブは今年で推定15歳、人間だとどうでしょう、、、寿命が30年ぐらいなので、まだまだ元気なおばちゃんでしょうか?
ただ、アシカは20歳を超えても(人間だと人生折り返していても)普通に繁殖をする生き物なので、まだ子孫を十分に残すことができる年齢でもあります。


アシカたちの繁殖にむけていろいろ動いてました_a0305077_14303334.jpeg
オタリアのラブちゃん。鳥羽水族館でも元気に過ごしているそうです。

去年はタケスイ史上もっとも大きなイベント(2回のリニューアル)がありましたが、実はその裏でアシカの繁殖プロジェクトが動いておりました。
タケスイではオタリアはラブ1頭しかいません。
昔は海外からオタリアが日本にたくさん入ってきたのですが、今はいろんな理由で難しくなってますし、全国他の施設でもオタリアの数自体が減っています。
そもそもタケスイのショボショボプールでは体重数百キロのオスのオタリアを飼育することができません(多分床が壊れます)ので、タケスイでラブの繁殖をすることは難しい状況でした。

何とかできないかな、とずっと思っていましたが、自分たちだけではどうにもできないので、今回鳥羽水族館さんと協力して繁殖に取り組むことになりました。
鳥羽水族館には立派な雄のオタリア、クーバ君がいます。
初めての嫁入りですので、どうなるかわからないことがたくさんありますが、鳥羽水族館さんとしっかり連携して皆さんにいいお知らせができるように頑張っていきます。
嫁入り期間中はバックヤードで暮らしているので、またタケスイに戻ってきたら会いに来てくださいね。


そしてもう一つお嫁入のお知らせです。
実は少し前から伊勢シーパラダイスさんからミナミアメリカオットセイのラズちゃんが竹島水族館に短期のお嫁入をしています。
お相手は最近タケスイアシカメンバー1軍入りしたカイ君です。
1軍入りしたのにここ数日はショープールにいくのを渋る、相変わらずのマイペースさんです。
年上のラズ姉さんと仲良くしてくれればいいなと思っています。


アシカたちの繁殖にむけていろいろ動いてました_a0305077_14303241.jpeg
水中観覧ができるプールにデビューしたカイ君。最近はボイコット気味。


ラズちゃんはオットセイプールの隣にあるサブプールにいます。


アシカたちの繁殖にむけていろいろ動いてました_a0305077_14303064.jpeg
新しいプールで落ち着くまで少し距離を取ってますが、ガラス越しにラズちゃんに会えますよ。


表情豊かといいますか、しっかり主張をしてくる印象で、毎日いろんな気づきをくれるオットセイです。
ぜひラズちゃんに会いに来てほしいです!



アシカたちの繁殖にむけていろいろ動いてました_a0305077_14303504.jpeg
ガラス越しでもキリッと見つめてくるラズちゃん。


ラブちゃん、ラズちゃんの里帰りは繁殖状況や健康状態で決まりますのでまだ未定です、でももうしばらくはいる予定です。
また進展がありましたらお知らせしますね!


# by takesuiblog | 2025-06-19 14:35 | アヤちゃん

まさかこんな風になるとは

突然ですが、タケスイスタッフの仲間入りをしてはや1年半が経ちました。
移ってから2回のリニューアル、新しいカワウソやカピバラの仲間入り、とても目まぐるしい日々でした。
実はタケスイに移る直前は「もう水族館では働けないのではないか」、「生き物に関わることはできないかも」なんて思うときもありました。
まさかこんな風に忙しい日々を送ることになると想像もしてませんでした。

で、今日はそんな私の影めいた過去のお話ではなく、この子の紹介です。
タケスイに突如現れた謎の生物と言われる「やばうそ」ちゃんです。


まさかこんな風になるとは_a0305077_18501895.jpg
耳がないとかヒゲがないとかいろいろ物議をかもしてますが、
私的にはしっかりカワウソです!


今やステッカーをはじめ、巾着、トートバッグ、LINEスタンプで販売され、地道にその生息域を全国に広めつつあるやばうそです(買ってくださった方ありがとうございます!)。
書いたのは私なんですが、こんな風になると思ってなくて。
そういえば全然生まれたきっかけ説明してないねと、やばうそプロデューサーの三ちゃんにご指摘いただきました、だってこんな風になると思ってなかったんだもの。

「やばうそ」は入社直後にカワウソ担当になるとわかって、展示場のレイアウトのラフ画を描いたときに誕生(?)しました。
それがこちら。
まさかこんな風になるとは_a0305077_18491980.jpg
色んな植物が育つ展示エリアの中で
カワウソ達が楽しく暮らすイメージをしていた。
右上のカワウソは天井から吊るしたロープで遊んでいる様子。


どんな植物を入れて、どんなふうにカワウソたちに過ごしてもらえるかなとイメージを描いたのです、描いたつもりなのです。
意気揚々と館長、副館長に見せにいったところ「なにこの生き物は?」と見出されて、三ちゃんにステッカーにしてもらって、いつの間にかこんな風になりました。

実はお恥ずかしながら小さいころから全く絵を描いてなかったんです。
小さい頃は公園の隅でダンゴムシ集めにいそしんでしたのでその機会がありませんでした。
小学生になって周りの友達が絵を描いてたのが衝撃だったのを覚えてます。

タケスイに入る前の職場でも解説は書いてましたが、すべてパソコンで写真を張り付けてました(8年近くこれで誤魔化せてました)。
ということで、ほぼ人生の中で絵を描いてこなかった私なので、描き方自体全くわかりません。
このままお絵かきから逃げに逃げまくって暮らすつもりだったのに、タケスイに来たからにはもう逃げられません。
無難な絵なら描けるっしょと思ってたのに、見事バレてもはやグッズになるに至りました。
こんな風になるとは、、、。
グッズになって、みなさんに喜んでもらえるのが嬉しい反面、売れ残ったら死ぬほど恥ずかしいわい、という気持ちで毎日売店を覗いてます。
まさかこんな風になるとは_a0305077_20401173.jpeg

ぜひ、売れ残らないように皆さんのお力を貸してください。


# by takesuiblog | 2025-04-04 19:02 | アヤちゃん

水族ではない

コンスタントに綴っていこうと思います。わたし、三ちゃんです。

リニューアルをしてというもの植物担当になりまして、主にカピバラエリアをやっていますが、カワウソエリアは時々アドバイスをする程度です。カピバラ達は普段入ってこない人が来ても「うぉ、、、うゎ、、、何か、、、来た、、、あれメガネじゃね?」などという感じで、そそくさと離れていきオドオドしています。そして遠くから観察されます。その間に植物たちの状態、カピバラ達の植物達に対するイタズラチェック、次の季節へ向けての計画の練り直しなどなど考えながら作業をしていると、気が付くと1.7mくらいの距離にまで接近。でも、声をかけると「やべ、メガネに話しかけられた」という感じでノソノソ離れていきます。どうやら、まだ心は通じ合えていないようです。

カワウソエリアは入れません。断言します。纏わりつかれて仕方ないから。餌が無いと怒るし。唯一入れるのは、カワウソ担当さんと一緒に入って作業をさせてもらって、一緒に出て行くこと。どうやら、まだ心は通じ合えていないようです。


植物を食べるカピバラ、植物で遊びまくりクシャクシャにするカワウソ。どちらも頭を悩まされますが、簡単に行ってはつまらない。次の作戦計画を練らなければデス。


動物エリア以外でも、植物活動開始。

水族ではない_a0305077_16251185.jpg


どことはいえませんが、1枚は分かる人にはわかるし、


水族ではない_a0305077_16251308.jpg


もう一枚は分からないでしょう。この計画も動物計画の一環。そのうち分かるでしょう。


# by takesuiblog | 2025-03-19 16:25 | 三ちゃん
たけすいの飼育展示スタッフのヨロコビとカナシミと愛しさと切なさとあれとこれと
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31