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竹島水族館スタッフブログ

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工事をものともしない若手2人




耐震工事が館内館外すべての場所で粉塵をあげながら猛烈な勢いで進んでいます。元旦からの再オープンに向けて絶賛進行中なのですが、その合間をぬって私たちはコソコソすんません、すんません、といいながら作業をしている状態です。


工事で避難隔離したのは近所の岡崎の動物園に依頼したカピバラのみで、アシカも魚も水族館で継続して飼育維持しています。
アシカは工事から一番遠い場所におり、それほど影響がないのと疎開先が簡単にないことや移動のストレスのほうが大きいこと、魚たちはウチの魚は工事の音や振動には強い丈夫な子達なので神経質にならずに大丈夫ということです。


 それでも工事中はホコリや作業の邪魔になるので水槽にはすべてシートがかけられ、見えない状態になり飼育管理にかなり支障が出ています。

 ボクは昔から飼育管理と言うのは「観察」がもっとも大事なことの一つ。観察して様々な事に気づき、対処したり勉強したり、常に考えたりして生き物たちが快適に暮らせるようにしないといけない、と尊敬する当時最高の飼育展示テクニックを持っているといわれていたT羽水族館のAさん(現在は退職されています)にいつも押しかけて教わっていたので、水槽にシートがかかりロクに観察もできず魚の状態がよくわからん今の状態がかなりピンチ。というかイライラしています。

 はやーく工事終わらんかな、一秒でも早く水槽が普通の状態で見られるようになってしっかり管理できるようにならないかな、と思っています。シートをめくって無理矢理管理したり観察するとボワワン!とホコリが舞い上がってなだれ落ちて来たり、ウヒャァ!といって顔をそむけると、まわりに組んである工事の足場に頭をぶつけて発狂したり。正直かなり大変で気が狂いそうです。

 そんな中、ボクよりはるかに担当区画が多く(一番多いのかな)管理する魚の数も多くしかも経験の浅い最年少スタッフの鈴木まーくんと荒木ちゃんの二人は、まいにち淡々と黙って作業をこなし走り回り、非常に作業しにくい中、多くの魚たちにエサをあげて水を換えて、それが終わると再オープンに向けての新しい仕事を自主的に見つけて提案したりやったりして、時間になると「じゃぁお先にしつれいしまーす♪」といって帰っていき、二人とも一人暮らしなので家で自炊してテレビ見て風呂入って寝てしまうという、あ、歯も磨くね、という工事の雰囲気に飲まれずにうまくその場の環境に応じて動いており感心します。よくやってるなぁと思う。
肝心の魚たちも、弱ったり死んだり、病気になったりは今のところはしておらず、非常に優秀。オレのところの担当魚も見て欲しいくらいです。
長年飼育してきて自身のあるボクよりも困難な飼育管理状況の中一生懸命に飼育維持をしてくれており明らかにやりにくいのに文句も言わず頑張ってくれているので嬉しい限り。よくやってくれています。

 もともと鈴木くん(通称まーくん)は、解説に自信があり知識はないけどやれることを頑張ります!いろいろ覚えて役に立ちたいです!ということで、腰に爆弾を抱えているのですが、そのぶん自分は解説や他のところで先輩たちに無い物で勝負して腰の負担をチャラにする!というタイプで採用。現にカピバラショーでの解説や話しっぷりはうまい。腰も幸いそれほど思ったより悪くなっていない。
 荒木(美里ちゃん)は、育ちが良くて特にキビシイお母さんにしっかり大事に大切に育てられ、礼儀や責任感があり、知識はやっぱりマー君と一緒でまだまだだけど、何よりもいつも元気で楽しげで走り回り笑顔で魅力ある子。これだけで周りのみんなも明るく元気になれる。男ばかりの飼育員の中で唯一の女性飼育員なのにうまく溶け込んでみんなと仲良くしています。ヘタに中途半端な知識があり、たてついたり他の皆とうまくやっていけない、ということが全然ない。そんなこともありアシカショーに起用しました。そしてやっぱりしっかりショーを楽しげにこなしてくれています。ホントは魚担当希望なんだけど。まぁ魚も世話しているので魚とアシカを二刀流でこなす実はスゴイ子。

 二人ともどうかずっと楽しく、でも努力していろんな壁を乗り越えてどんどん竹島水族館で活躍してもらいたい。おじーちゃん館長は二人の成長がいつも楽しみじゃ。ゴホゴホゴホ。じぃじぃのぶんまでガンバッテおくれや。












by takesuiblog | 2017-10-29 16:40 | こばやし館長

【閲覧注意】水槽の中の珍客

こんにちは。最近何かとずぶ濡れなタケヤマです。
今回の記事はタイトルにも書いてあるように「閲覧注意」であります。
特に黒光りしてやたらよく動くモノが苦手な方はフェイスブックに「いいね!」だけ忘れずしていただいてこのページを閉じてください^^;

はい。ということで今日は日曜日ですね。日曜日のこの時間となると2連休ももうじき終わりが見えますね。そろそろ「サ〇エさん」の始まりに怯える頃合いでしょうか??工事の作業員の方々もみなさんと同じで日曜日はお休みです。だから僕たちは日曜日なら館内の作業がけっこう自由にできます!

普段工事でなかなか作業できないので今日はいつもできないオウムガイ水槽の水替えとクラゲ水槽の水抜きをやろうとはりきっていたわけですよ。まずはオウムガイ水槽の水を少し抜きます。

じゅぼ~~。「まぁこんくらい抜けばいいかなぁ」水槽チラっ。ん?
…水槽チラッ…。水槽チ…ガン見138.png

なんかいつもと違いました。だってオウムガイしか入っていないはずの水槽になんか黒い物体が入っているんですもの…。その光景がこちら
【閲覧注意】水槽の中の珍客_a0305077_14225815.jpg
画像が変な向きになってスミマセン。中央になんかみえませんか?
よく見たらコレ、、「G」でした…。黒光りしてカッサカサ動くアイツです…。
ゴキさんが心の底から苦手な僕にとっては耐え難い光景^^;;
昆虫大好きキャラが微妙に定着しているボクですが、ちょっと誤解がありましてですね。
「虫」が好きってわけじゃなくて「カブトムシ」が好きなのです。ゴキさんと同じだろとか言わないでください!全然違いますッッ!

まぁいいです。1匹くらいなら頑張りますよ…。なんとかオウムガイの水替えは終わり次はクラゲ水槽。実は水をキレイにするための容器がクラゲ水槽の下にありまして中には砂がたくさん入っています。まずは砂を取り出す作業をしなければならないのですがそこには…。

G×4+ハサミムシ!どうなっているんだ!工事で派手に振動があるのでびっくりして一斉にできてたのでしょうか?しかもみんな水没している。なんとまぁ怪奇現象である。
流石のボクも「ヒョエエエエ…」と冗談抜きに叫んでしまうほどの驚きでした^^;;

絶対他の担当の水槽もこうなっているだろ…と思ったのですが「そんなことないよ」と塚ちゃん。ゴキさんに好かれているのでしょうか?全然うれしくないです(笑

水槽掃除が変な意味でコワくなってしまったタケヤマなのでした。

by takesuiblog | 2017-10-08 15:32

監禁再発症と復帰トレーニング

工事によりカピバラは岡崎東公園動物園さんに疎開しておりますが、オタリアのラブちゃんはそのままタケスイで暮らしております。
ラブちゃんの暮らすアシカショーエリアは工事があまり入らないので、そのままでも大丈夫です。
お客さんはいませんが、毎日ショーの練習をしたり、獣舎から出て半日くらい広いショープールで気ままに泳いでいたりしています。

しかし、工事が進むにつれて大きな音が出たり巨大工事物体が近くを通ったりするので、そんな日は一日ショーステージには出ずに獣舎で過ごすこともあります。
もの凄くヒマそうです。


ヒマなときのラブは、その9割くらいをプールに沈んで自己流の瞑想活動に費やすので、たまにそっと様子を見に行くと一瞬死んでいるのかと思うことがあります。

監禁再発症と復帰トレーニング_a0305077_11443100.jpg
↑フラッシュで眼が光ってます。


気配に気づいて目が合うとプールから弾丸的に突進接近してステージに出たい!!と言ってきます。

「アンタヨォ、出たいのはわかるけど、外は大きな音するし、アンタ出たいクセにビビリなんだから、ムリだよ?」

と言うのですが、とにかく出たい。制止を無理やり振り切って強行的に外のショーステージに出ていき、大きな音や振動でビビりまくって動けなくなること数知れず。


そんなこんなで最近フラストレーションと多少の運動不足気味のラブ。動ける時はバンバン種目練習をしてもらい動かせて気分転換させています。
しかし、開館中は毎日何回もステージに出て1頭でショーを支え、フル回転だったラブ。やっぱりたくさんのお客さんの前で暴れ回りたいようです。

で、最近、また数年前の行動が出てきたのです。
「外に出してくれなきゃ、オマエも出さない!獣舎で一緒に遊ぶんだもん!!」
という一時有名になった「トレーナー監禁事件」です。獣舎扉の前に立ちふさがり、掃除のために入ったボク達を部屋から出してくれません。

数年前の事件からボクはエサで機嫌を取らないと、完全に獣舎扉を突破できないのですが、最近は美里ちゃんも監禁され、なんと彼女は獣舎の檻柵をよじ登って乗り越えて脱出してきました。美里ちゃんが運動神経のいい子でよかった。
そして、マツノ理事長も掃除で入った時に毎回出れなくなりかけています。。。


そう、マツノ理事長は先代のアシカのトレーナーでタケスイのアシカショーの基礎を作った人です。
理事長になり事務仕事がいっぱいでフラストレーションがラブと同じレベルで溜っているらしく、最近ショーに復帰すべくチョコチョコとラブに関わり始めました。仲良くなるには朝の部屋掃除から。その際、監禁されます。

先代のお利口アシカ「ナナ」と一緒に「やればモテルかも。」というアサハカな考えしかなかった何も知らないボクへ、アシカショーやアシカ類との関わり方を手取り足取りバッチシ教えてくれたのが当時ショートレーナー全盛だったマツノ理事長。当時は副主任でした。12年前のことです。
それが今、理事長に。ボクは館長に。

昔教えてもらっていた立場の人が館長になり、昔教えてくれていた今は理事長になった大活躍トレーナーだった人に、今ラブを使ってオタリアのショーを教える。
なんだかよくわからん立場アベコベ状態。両者敬語で厳粛にトレーニングに励んでいます。

しかし、スーパーアシカショーをやっていたマツノさんはやはり簡単にラブと仲良くなり、ショーの種目もラブの扱いもどんどん覚えています。アシカのナナとやっていた当時のマツノさんのショーは大人気でしたから、また出来るといいですね。

マツノ理事長がアシカショーに入ると、そのぶん理事長の事務仕事をボクが少し手伝わないといけなくなりそうな気配なので、逃げる準備をしています。



















by takesuiblog | 2017-10-03 11:51 | こばやし館長
たけすいの飼育展示スタッフのヨロコビとカナシミと愛しさと切なさとあれとこれと