2022年 01月 02日
新年のお知らせPart2
まずは皆さま、新年あけましておめでとうございます。色々あった1年でしたがなんとか年を越せました。
さて、新しい年を迎えまして、カピバラチームはずっと考え続けていたある作戦を遂に実行に移す運びとなりました。
ある作戦…それは
カピバラを温泉に入れてあげよう作戦
です。
カピバラは元々暖かい地域に住んでいる生き物。冬の寒さは苦手です。そのせいかプールに水を溜めても入らなくなってしまうのです。そうなるとカサカサの乾燥肌になってしまいます。他所の動物園では温泉を用意してカピバラ達がゆったりまったりお湯に浸かれるようにしていますが、竹島水族館でお湯を用意しようとすると「ガス代が…」「給湯器がコワレチャウ…」なんて世知辛い言葉が出てきてしまうのです。悲しいです。
我々は悩みました。ここで挫けてはダメだ。何とかしてカピバラがぬくぬくお湯に浸かれる環境を用意しなければ!と頭を捻って捻って捻りまくり、そして思いついたのです。
近くの温泉を貰おう!と。
温泉で有名なこの地域ならきっと分けてくれる場所が1つはあるはず、と期待を胸に探した結果…
ホテル竹島さんが温泉を分けてくださいました!!!
打ち合わせを行い本日、今日、温泉を受け取りに行ってきました。
お湯を受け取るにあたり、いつもはお魚達を運ぶトラックとタンクを使いました。ホースを伸ばし温泉の出てくる配管まで持っていきます。 
小型のポンプで吸い上げタンクの中にお湯を流していきます。

タンクにお湯が溜まったら急いで帰還。強力ポンプで一気に流します。



ホースを撤去し様子を窺います。最初は固まったまま動きません。

お部屋の様子を眺めながら入らんかなぁ、入るとしてもそらちゃんだけかなぁ、とひそひそ。たいよう君はヘタレ…じゃなかった警戒心が強いので入らないだろうと予想しています。度胸のあるそらちゃんがきっと足先ぐらいは入るんじゃないかと予測。そしてその予測は当たりました。ゆっくりと歩いてきたそらちゃんは念入りに鼻先を温泉に擦り付けるようにして安全かどうか確認した後足先だけそっとお湯の中へ。シャッターチャンスを逃したので肝心な瞬間が見て頂けないのが口惜しいですが、その後何度も入って出てを繰り返し半身浴ぐらいはできていました。 良かった…これで全く入らなかったら協力して下さったホテル竹島の方々に申し訳なさすぎるとビクビクしていたので本当に安心しました。しかも温泉を入れてから2時間程経過した頃、なんとそらちゃん全身浸かってゴロゴロしてたんですよ。来たぜシャッターチャンス!と思ってカメラ向けたらう〇ち浮いてるし!ダメだどの角度から撮ってもう〇ちが入ってしまう、とダッシュでう〇ち回収。で、改めてカメラ向けたらお湯からあがってしまってるという結果に…
でもいいのです。今回の試みで温泉の運搬の一連の流れが把握でき、一応カピバラが温泉に興味を持ってくれることが判明しました。これで次も温泉分けてくださいと堂々とお願いできます。
コロナの関係で密を避ける為、大々的な告知ができませんが、平日などお客さんが比較的少ない時間帯に限り「ホテル竹島さんから温泉頂きました」との情報をお届けできるかもしれません。まだまだ要改善な点も多いですが、一歩前進できたのが嬉しかったです。 次回は是非ともたいよう君にも温泉を堪能してもらえるよう頑張ります。



途中お湯をカピバラ達の足元へ流して反応を見ます。あったかいお湯になんだなんだと興味津々。

入れた後はこんな感じ。ガラスが曇りお部屋の中もほんのりあったかくなりました。


by takesuiblog
| 2022-01-02 15:59
| 酒向さん
