カテゴリ:こばやし館長( 34 )

2人が無事卒業しました。

スタッフのまーくんこと鈴木とミサトちゃんこと荒木の2人が卒業式だということでお忙しい中行ってきました。いや、別にいつもヒマなんだけどね。

2人は早期就職ということで専門学校に在籍しながら来れる日は来る!というボクなんかよりもよほどか忙しいハードな状態でたけすいに来てくれていました。「彼らなら大丈夫です!たぶん!」と学校の先生イチオシの2人なのです。「たぶん!」に若干の不安はあるのですが、まぁいいか。

彼らの学校には3年前から集中授業で10回にわたり毎週水族館の授業をしています。イチオウ先生なのだ。
毎年、卒業式ありますから来て下さい、と言われているのだが、そんなのどんな顔して行ったらいいかわからんし、そもそも集中授業10回しかやっていないオレの顔なんて毎日楽しくて色々なことがある学生たちはとうの昔に7億光年の銀河に忘れ去っておるだろうと思って、誘いを逃げていたのですが、今回は卒業生が2人も我がたけすいに勤めるので、そんだらば行かせていただきます。ということで、久々のスーツ姿で行ってきた。めったにスーツなんて着ないので753のようだ。チトセアメを持ちたい。


良い天気の中、浜松のにぎわう駅前のロケットの様な建物で行われた。「アイツラ、先生のこと大好きなのにシャイだからいつも話せないんです。そばに行ってあげてください。」と先生に言われて彼らに一番近い席に案内される。ほ~、オレって結構モテてたんだな。知らんかった。
しかし、来賓にしては席が卒業生に近すぎて「卒業生!起立!!」の時、一緒に立ってしまいそうだった。

卒業式は大学の自分の時ぶりで、なんだか緊張と感動だったが、雰囲気からなのか、なぜかボクの頭の中には終始、安室さんのキャンユーセレブレートが流れれており、いやぁ結婚式じゃないよね、と自分で思った。
専門学校にも校歌が正しくあり、みんなちゃんと歌っているのが凄かった。ボクは大学の校歌なんて知らないよ。高校の校歌もいまでは歌えないもん。


式後は授業を受け持った子といろいろ話ができてなんだか来てよかった。おうおう、生徒たちよ!オメデトウ!っと、金八先生モードになった。当然だれもオレのことを胴上げとかしてくれなかったが、なんだか青春でいいですね。
水族館に就職する子が結構多くて、成績優秀で驚いた。これからいろいろあるだろうけど、くじけずに前に進んでみんな頑張ってほしいです。たくさんの子が就職できるという事はたくさんの人が辞めているということなんだな、この業界キビシイな、と現実に驚く。ボクが大学の時は170人くらい学生がいてボクを含め2人しか水族館に入れなかった。それでも奇跡といわれた。


鈴木&荒木はこれから本格的に竹島水族館で働きます。

2人とも先生が推してくれただけあってイイ子です。
鈴木はすでにカピバラショーや解説で頭角をあらわし、いい味出してます。笑うと、ワタクシ根はやさしい男ですねん!的ビームが顔面から全面的に四方に放射放散される思わず抱きしめて頭を激しく撫でてやりたくなる愛くるしい男です。
荒木は今風女子で普段はオシャレ。礼儀がしっかりしていて、努力家。竹水初の女子トレーナーとしてアシカショーデビュー目前です。アシカのラブとも息があってきて、なかなかイイ感じです。

2人が日々成長するのが毎日楽しみでならん孫の成長を見守るジイチャン形態に入ってしまう私です。
2人ともよく勉強していろいろ技術を身につけて早くジイチャンを楽させておくれ。ジィジィは楽しみだよ。

新しい2人をよろしくお願いします。みなさんも館内で見かけたら仲良くしてあげてくださいね。みなさんとも2人が仲良くなって楽しくなれたらジィジィも嬉しいです。




                              
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by takesuiblog | 2017-03-08 11:53 | こばやし館長

ピロリ菌とのタタカイ②

あけましておめでとうございます。
正月から水族館はやっているし、生き物を扱っているのでこの仕事に就いてからボンもショーガツもない生活スタイルをつらぬかざるをえない体制で、正月でも普通に昨日が今日になり明日になる、という感覚しかありません。なんだかさみしい。土日すら感覚ないものね。

今年も竹島水族館を盛り上げてみなさんが幸せになれる楽しい水族館にしたいと思っています。後輩たちの教育をしっかりやろう、ゆとり世代ボーイをハングリー水族館人に意識改革せにゃならん!と副館長と正月から話をしています。


さて、わが腹内で毎日正月気分で過ごしていたと思われる「ピロリ菌」が人間ドックによりその存在をあばかれ、大家さん(ボクのこと)は、怒って即座に撲滅体制に入ったのだが、腹の中で煙をたいていぶしだしたり、晴れた日に胃袋を洗ってベランダに干すわけにもいかないので、結局オフの日にお忙しい中病院に行った。めんどくさいよね。

診てもらったのはボクの結婚式のとき余興でジャズライブをしてくれたI先生。奥さんのお友達?なのだ。
診察をひどくされないようにワイロ的に先日発行された「竹島水族館の本」(風媒社)を診察の待合室に置いてもらうように持ってってサインして渡した。喜ばれた。
I先生は「おぉ、龍ちゃん、ピロリ菌がいるんだぁ」と、なぜか嬉しそうに言った。ピロリ菌についていろいろ教えてもらい、ガンのリスクなども知りややウロタエながら、3種類の薬が処方された。
薬を3種類(胃薬も含まれている)1週間忘れずに朝晩飲めば、6~7割の人が撲滅できるとやる気に満ちた笑顔で言われた。

ピロリ菌への感染は幼少時代に親の口からの感染が一番多いらしい。口移しで離乳食などを食べると、親から感染する。ピロリ菌を持った人と、大人同士で接触をしても感染する可能性は極めて低いという。これは小さい子はまだ胃の中の酸性度が低くピロリ菌が居つきやすい、大人は胃の中が強い酸性なのでピロリ菌は胃酸でやられてしまうらしい。
胃の中に居ついたピロリ菌は自分の周りだけアルカリのバリアを張って胃酸の強烈な酸性から自分の身を守っているらしい。すごい奴だなぁ。俺にもそんな能力がほしい。しかしその能力を持っていたとしてもはたしてそれが何に使えるのかわからないが。

その日の晩から薬を飲みだした。1回でも忘れると薬の効果が薄れるから忘れずに朝晩飲むように、と先生に言われたので、仕事は忘れても薬を飲むことだけは忘れずに雨の日も風の日も健やかなる日も病める日も水の入ったコップとともに助け合い、手と手をとりあい、励ましあい、笑いあい、薬を1週間飲んだ。

その間、仕事の帰りなどに本屋さんに立ち寄り、今自分の腹内で最大のピンチに直面しているであろうピロリ菌についての本を立ち読みしたりしていた。
気になったのは、ピロリ菌というのは全面的に悪さをするやつではなく、宿主(ヒト)が体調を崩したりストレスがあったときに結果的に悪さをする形になってしまう菌という傾向が強いということで、どうやらピロリ菌がいるだけでやばい、危ない、悪い、というわけではないらしい。なんだか誤解をしていた。悪い菌だと決めつけていてすまなかった、悪かった、という思いが強くなった。
ピロリ菌自体、悪さをしすぎてしまうと自分の住んでいる場所(ヒト)がなくなってしまうので(=悪さにより人が死ぬ)それは必然的に住む場所を失うことを意味する。自爆になってしまう。

ほとんどの寄生虫が普段はあまり人に悪さをしないらしい。寄生虫=絶対に悪い奴、というわけではないのだ。ともに歩みたい気持ちのものも多いらしい。しかし、人側のバランスが崩れたり、ストレス等により問題が起きるようだ。ボクはバカだからあまりストレスは感じないけど、館長をやっているとまぁいろいろあるんだよな。

薬を1週間おりこうさんに飲んだ。しかし、これといって腹に変化があったわけでもないし、身軽になったわけでも、なんの感覚もない。なにがどうなったわけでもない。

先生は1か月後に撲滅できたかどうか調べるので忘れずに来てね、といったのでもうすぐ病院に行ってきます。
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by takesuiblog | 2017-01-02 17:36 | こばやし館長

ピロリとのタタカイ①

もう悲しくてつらいことは嫌だ、ということで、スタッフみんなで人間ドックを受けた。あるものは採血におびえ、あるものはバリウムに後ずさり、またあるものは人間ドックがあるなら人間キャットもあるのか!?と、わめき散らした。

結果、三ちゃん以外は何かしらどこか異常があるポンコツ部隊であると判明してしまった。
なぜあんな勤め始めた当初からカップ麺ばかり食べていてお肉も大好き、変態深海魚を食べてばかりいるグルメハンターが健康体でほかのメンバーが異常アリなのか。。。謎である。三ちゃんなんかカエルのエサのコオロギも食っているなんてウワサがあるくらいなのに…、そうか深海魚が体にいいのかな?たぶんそうだよ、魚は健康にいいからね。あとコオロギもか???

ワタクシは体内にピロリ菌がいることが判明した。自分の体の中に自分以外の生き物がいるということが明確にわかると、生き物を扱う職業の身としてはなんだかうれしかった。一人じゃないって~素敵なことね~という歌もある。古いね。
ピロリと聞いて真っ先に頭に浮かんだのは、N〇Kのテレビで昔やっていた「にこにこぷん」に出てくるペンギンのピッコロとネズミのポロリだった。かわいらしく愉快ではないか。カシの木おじさん、じゃじゃ丸はどこへ行った?
いや、ピロリ菌は悪いやつらしい。ピッコロはペンギンのほうではなく大魔王のほうだと思ったほうが良いようである。

体の中に悪いやつがいる、と思うと、そういえば何だかお腹がなんとなく以前から痛かったような、違和感があるような気がしなくもない。気になってそう思ってしまうのだろう。ピロリだろうとサルモネラだろうと毎日元気にご飯を食べてすぐ寝てしまえばクソになって便所に流されるだろう、と思っていたらそうはいかないらしい。
インターネットで検索すると、ピロリ菌はなかなかしつこく陰気で人でなしの悪いやつのようだ。人間にもいるよね、そういうやつ(後にピロリ菌は完全的に悪者ではないという事を知る)。精神的にもなんだか不安になったし、腹が立ったので、仕方がないので病院に行ってきた。

つづく。。。
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by takesuiblog | 2016-12-22 17:43 | こばやし館長

本ができた!!

速報!!

ついに!!




「竹島水族館の本」

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ができあがり、本日ドドーン!と水族館に納品されました!!

竹島水族館のことが満載の、本の名前通り、まるっと1冊竹島水族館の本です!

気になる内容は、たけすい復活のヒミツや、スタッフがそれぞれ執筆したマル秘コラム多数、戸舘副館長によるタケスイ深海生物大図鑑、アシカ、カピバラ、サンゴなどにまつわる話、などなど、楽しさ満載!!

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いつかなにがしかの本を出す、というのは館長&副館長の長年の遠い夢でした。遂に実現しました!

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これを機に、月刊たけすい、週刊たけすい、などと手を伸ばし、創刊号は特別価格で特製バインダー付きで発行する!と副館長がほざくと、いやいや、毎回特製花柄エコバックを付録でつけよう!巻頭グラビアのトップバッターは総務の牧原さんでいこう!と館長がほざいたり、大変です。

実は完成までに主にメイン執筆の館長&副館長がサボりまくる、書かない、という原因によりかなりの時間を要したのですが、最終的に初めは穏やかで優しかった編集人のHさんが髪の毛が逆立ち、マユゲが吊り上り、驚異的ガニ股になり迫りかかってきたので、急いで本気を出して執筆し完成しました。入稿から完成までの期間が早いこと早いこと。


この「竹島水族館の本」は、12月3日開催の水族館60周年記念特大イベント「中村元の超たけすいナイト」にて先行販売開始します!
たけすいナイトではその他、特典満載!
とうぜん、かの有名な水族館プロデューサー、館長の師匠でもある中村元さんの軽快爆笑トークは必見です!!

お楽しみに!!!

「超たけすいナイト」情報・ご案内
http://www.city.gamagori.lg.jp/site/takesui/takesuinight.html
参加チケット残りあとわずか!お早目に!!

チケット購入
竹島水族館館内グッズ売り場、もしくはWEBチケット販売サイト「イープラス」にて!!
イープラス発券サイト
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002205334P0030001P0006
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by takesuiblog | 2016-11-17 14:30 | こばやし館長

出港だぁ!

水族館たるもの、船の1隻や2隻持っとらんといかん!

という事で、昨今、どこの水族館もあんまり船なんか所有してないのだけれども、中古で手に入れた「たけすい丸」。
水族館からすぐ近くの港に浮かべておいたら、油断しているすきに船底に4千万280粒ほどもおびただしいフジツボが付着し、港から陸上へ引き上げ、フジツボ除去、船艇塗料の塗り直しに追われていた。
よし!フジツボ退治終了!と思ったら今度は台風の連続攻撃にあい、そのまま陸上長期係留となり、先日ようやく初出航となった。それも、いやいやな感じでテレビ取材のために。船で何か調査や魚の捕獲をして、スカウトした魚を水槽にデビューさせるところが撮りたいという。

立ち上がったのは、高校時代に免許を取ったもののそれ以来運転したことが無いワタクシ、釣りに行くと毎回奇跡が起こるという塚本、やる気まんまんの現在脱臼負傷中の竹山の3人。朝9時に集合。

沖へ向かうにはまず船のエンジンをかけねばならん。手漕ぎボートとはワケが違うのだ。しかしエンジンがかからない。ガソリンが無かった。無念。怒るテレビ局。
すぐにしかるべきところへ連絡をして燃料を入れてもらった。

しかし、エンジンかからん。壊れておるのか?燃料を持って来てくれたMさんに見てもらうと、そりゃかかるわけねぇだろ!安全装置にカギがささってないわ!と怒られる。エンジンをかけるのは通常のカギと安全装置のカギと2つあるらしい。なるほど勉強になるなぁ。不安がる塚本&竹山。

安全装置にカギを差し込むと元気よく簡単にエンジンがかかった。やる気に満ちた音を発している。おぉ。
ややビビる船長のコバヤシだったが、他の乗組員にはその気配を察せられてはまた不安にさせてしまうので隠れた。


アクセルレバーを前進に倒すと清く正しく本当に船は前進した。「わ、動いた!」と思わず言ってしまった。「そりゃぁ動くわ!気を付けりんよ!」と岸壁から見送る世話役燃料係のMさん。出港したのは結局11時すぎだった。
港を進んで、ぐんぐん沖へ出た。海は広いし大きいし、月はのぼるし、日は沈むくらいなので、車の運転の道路よりも操縦は楽で自由度が高い。

「どこに行きたい?」キャプテンコバヤシは船員たちに聞いた。
「いや、どこと言われても…、わからないっす!」と船員2名
「釣れるところに行ってください!」とややイラ立ったテレビ局。うーん、どこに行こう。


とりあいずの目的地は小学校の時に隣の家のオジサンの小型船外機に乗せてもらって連れていってもらった「三河大島の東側」にした。当時はそこでギマという基本的にフザケタ顔の魚が釣れた。早朝で眠かった記憶があるが、夜に母親が煮てくれて食べたそれは最高に美味しかった。

ポイントにつき「はい、開始してくださーい」とわたしは船員たちに告げた。乗合い釣り船屋の船長になった気分だ。移動中は進む船の風に吹かれ「気持ちいいなぁ!船サイコウ!!」などと笑顔だった塚本、竹山がすかさず本気になり竿の準備。糸をたらす。

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しかし、なかなか釣れない。まぁそうだろうなと思った。来る時に釣具屋でエサを買った時に釣具屋の店員に聞いたら、いまは何も釣れない時期だよ、もう少し早ければキス、ギマ、ヒイラギ、ハゼなんかいけたけどね。と自信に満ちた顔でなぜか嬉しそうに言われていたのだ。

釣れなかった、でも番組になるのかなぁ、なんて自分は釣らずに運転席にもたれかかってボンヤリ海を眺めていたらいきなり「おぉ!来た!!」と竹山が叫んだ。釣りをしているのに本人もまさか釣れると思っていなかったような反応と大きな声だった。真剣にやれよ。

海の底からクルクル回りながら上がってきたのはサバだった。すぐにテレビ局に撮影してもらう。
「任務完了。さぁ帰ろうか。帰港しましょう。」
「いや、ダメですよサバは群れる魚です!1匹いればまだこの下にはたくさんのサバがいますよ!」
後輩竹山に先に釣られてしまいあせる塚本が言う。
「そうですね!まだ釣れますよ!!これからですよ!!」
1匹釣り、がぜんやる気が出て叫ぶ竹山。

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しかし、それっきりサバはおろかカニやナマコすら釣れなかった。
「おまえ、この海の最後の1匹のサバを釣っちゃったんじゃないのか?絶滅だぞ!?」
「はい、、、すんません。」
などという会話をして、ポイント移動。次は数年前に塚本君が陸側から遠投してキスを釣った場所へ。今回は陸から投げなくてもポイントに着いたら船の上からポチョンと糸をたらせばいいだけだ。船って便利。

しかし、竹山が何を思ったか船の上から遠投、その勢いで糸がちぎれオモリと針だけが悲しく虚空を飛んでぼちゃりと海へ落ちた。仕掛けを失いうなだれ反省する竹山。
塚本も頑張ったが、ここでは何も釣れなかった。やはり時期が悪いらしい。

「船長!もう少し釣ってくれないと番組になりませんよ!」とテレビ局。えぇい、わかっておる!
再び場所移動。船の操縦にも慣れてきた。どこへでも連れて行ってやるぜぇ。
竹山、塚本の2人も釣っている時よりも波を突っ切りグイグイ進む船の移動の時の方が楽しそうだ。

次のポイントは最初に行った三河大島の北側。なんと先客船釣りのオジサンが船からプカプカ釣り糸を垂れている。そして何か釣れた。遠くて何が釣れたのかわからない。船長には接近する操船技術が無い。激突、双方撃沈は避けたいので、やや離れて釣り開始。

「釣れなかったら塚ちゃんが針をくわえて海から上がって来てくれればいいよ」と無責任な事を言う船長。それは嫌だと、本気を出して竿先に集中する塚本。
すると、間もなく「お!来たか?」と塚本君があいまいな声を上げた。
糸を巻き上げると、良いサイズのハゼが付いていた。
「あんまり釣れた気がしないっすねぇ。エサが無いかな?と思ってひきあげたら付いてました」

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「ハゼも1匹いれば何匹もいます!絶対です!サバとは違います!」と鼻息を荒くする竹山。
しかし、その後、1匹も釣れない。
「おまぇらなぁ、それもこの海で最後の1匹のハゼだったんじゃないのか?絶滅作戦じゃねぇんだぞ」怒る船長。

しばらくすると「おお!来たか!?」と竹山の声。
同時に「え?あれ?」と塚本の声。

結果、塚本の仕掛けを釣り上げる竹山。うなだれる2人。怒るテレビ局。

その後、必死になって根性でスズキを2匹、サルボウ貝の貝殻1つを釣り、午後2時半。お腹もすいたしそれ以降まったく釣れないので帰ることにした。
スカウトした魚は展示デビューしています。

この模様は、19日(水)東海圏でメーテレ(名古屋テレビ)夕方の「UP!」にて放送予定です。
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by takesuiblog | 2016-10-16 21:48 | こばやし館長

メダカ館長のメダカ講演

「愛知メダカ愛好会」という会が主催した改良メダカ展示会(名古屋市の庄内緑地公園)にて講演をしてきました。

「愛知メダカ愛好会」というメダカ命団体は実はワタクシも所属しており、毎年5月に参加者3000人を超えるメガイベントである「メダカ祭り」をタケスイとコラボして水族館前の広場で行ったりする18歳から75歳まで様々な人々が所属するグループです。

毎年、それぞれの自慢のメダカ(改良メダカは現在300品種以上もいる!)を展示してメダカの普及と魅力を伝えるイベントも行っており、今回はその場で「なんでもイイのでなにか話せ」ということでした。
その任務は突然、愛好会の師匠である天野氏から電話が来て、

「館長、こんどの展示会、来られるでしょ?」
「はい、土曜日だけ休みをもらったので行きますよ」
「あぁ、良かった!チョット頼みごとがあるだけど」
「ハイハイ、天野さんのお願いなら何でも聞きますよ!」
「ホント?」
「はい。愛好会の中ではボクは下っ端ですから、なんでもしますよ」
「じゃあ講演して!決まりね!」
「いや、講演なんて、無理ですよ!」
「さっき、なんでもするっていったじゃん」


というやりとりのうちに決定しました。
その後は当日まで眠れぬ夜を過ごし、深夜はうなされ、日中も吐き気、目まい、動悸、息切れ等に苦しみ、メダカを見ると3秒で泡を吹いて倒れる、という症状に襲われましたが、竹島水族館の館長さんのメダカ話!ということで無事に?話をしました。

当日は5000人を超える観客が押し寄せ、いや、冷静に数えたら50人くらいかな。熱心に話を聞いてくださいました。

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ボクはメダカ愛好会カースト制度の中では新米下っ端なので、スゴイメダカを育てる愛好会の大先輩たちがたくさんいる中でエラそうに「メダカの飼い方」の話はできないので、メダカにまつわるチョットイイ話、という感じで水族館職員風なエピソードを含めて話をしました。普段やっているビジネス的分野での講演の30倍はキンチョーしました。

話の中で、一番言いたかったのは「メダカを通しての人の交流」で、メダカの最大の魅力は年齢・性別・立場等関係なく1匹の小さな魚を通して楽しく交流できるところです。
先日も、車で1時間ほどの70歳過ぎのオジチャン愛好家のところへ遊びにおいでとお呼ばれして、何時間も楽しく話をしてお土産にメダカもたくさんいただいてきたところです。
展示会の最中も、様々な人と楽しい話をして交流しました。メダカはだれでも飼えて殖えやすい魚でもあるのでもらったり交換したりもできます。

こういったことが、深海魚にできるか!?ジンベエザメで交換や交流ができるか!?できんだろうめ!メダカはできるぞマイッタカ!!
と言いたいのですが、まぁ深海魚にもジンベエザメにもいろいろ魅力はあるのですが、あんな小さな魚のメダカにはメダカのそういった大きな魅力があるわけです。

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講演は初めての事、状況でのことだったので、なかなか緊張して完璧だ!100点だ!全員スタンディングオベーションだ!というわけではなかったかもですが、終わってみればスガスガしく、皆さんに感謝。メダカに感謝。任務追行の話を持って来てくださった天野氏に感謝です。

魚は1人で見たり飼ったりするのも楽しいですが、その魚を通していろいろな人と交流したり年齢性別を超えて楽しく話をしたりするともっと大きく世界が開けます。竹島水族館もそういった世界が広がる場所やきっかけの提供にこれからもどんどん力を入れていきたいです。

※メダカを川や池へ放流することは生態系や遺伝子の破壊を招く可能性が大きく、元からいた生き物たちに多大な影響を与えてしまうため絶対にしないでくださいね。

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by takesuiblog | 2016-09-10 11:26 | こばやし館長

60点

時間に余裕があったので久し振りに毎月第2、第4日曜日に開催している「バックヤードツアー」の案内に臨みました。
バックヤードツアーは毎回、朝のミーティング時に「誰が担当するか!?」をその日出勤の飼育展示スタッフがアミダクジで決めるというスリリングなイベント。
台本やマニュアルはなし、案内するルートも話す内容もそれぞれが責任を持ってやりなさい、そのかわり失敗したら怒ります。というスタッフ自由型のものです。

最近来客やら会議やらいろいろ忙しくて参戦できなかったのですが、時間が出来たのでアミダクジに参加しました。
もし当たらなくても、同じように忙しく仕事している後輩たちと替わってあげよう。オレすごくいい館長。後輩思い。好感度アップ。うふふ。と思っていたのですが、見事に午前中の部(午前と午後と2回あります)に当選。やれやれだぜ。

定員は各回20名ですが、テレビにも出てちょっと有名にもなったので「今日館長が案内?」とお客さんに聞かれてアッと言う間に参加者が集まり26人。

気合が入りましたが、結果的に言うと惨敗。自己採点大目に見て60点くらいの出来でした。お客さんの心をつかめず、終始解説にアタフタ。余裕がなかったです。いつもやってないとダメですね。久しぶりにやったもんだからダメダメでした。
案内する前の挨拶で、
「竹島水族館は初めてですか?バックヤードツアーは初めてですか?安心してください。ボクも初めてです。でもユーチューブで見て研究してきましたから大丈夫です!」
と言ったら、みなさん笑ってくれたので、おーし。この回もらった!イケル!と思ったのですが、その後続かず。尻つぼみの案内になってしもうた。

常に現場に出て動き回らないとすぐに鈍るんですね。。。反省。もっと館内にもでてもっとお客さんとも話をしたりいろんな展示・飼育作業をしたりして現場のなかでいろいろ考えたりしないと。

午後の部はタケヤマ君が案内したのですが、ボクより5倍くらい流暢に話をしていました。ちくしょう。
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by takesuiblog | 2016-07-26 11:03 | こばやし館長

専門学校生と竹島磯観察

浜松の専門学校ルネサンスペットアカデミーの学生さんたちの実習で、生き物大好きな学生さんたちと水族館の裏の海へ行ってきました。
この専門学校はボクが講師で集中授業もしていて、水族館展示学というなんとも難しそうなしかし内容は楽しく結構行き当たりばったり的な授業を2時間1セットで10週にわたりやってます。で、今回はその学生さんたちが来たわけです。

場所は水族館の裏の竹島の磯。
結構いろいろな生き物がワラワラ住んでいます。
あいにくの雨。ボクはかなりの雨男なのですが、今回は「ワタシ子供のころから入園式とか遠足とか楽しみな時はいつも雨なんだわ~!!」と激しくわめく子がいたのできっとその子のせいだと思います。
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雨が降る中、いざ、竹島へ。でも、400メートルの橋を渡り、島へ着くと雨はやみました。きっといつもおこないの良いボクのおかげですね。

約2時間の磯採集(生き物獲り)
潮の引きがあまりよくなく、普段より生き物の数は少なかったですが、みんな本気でそもそもが生き物大好きな子たちなので発見&捕まえるのもうまいです。近くに来るくせに寄っていくと逃げて中間距離からこちらを見てバーカバーカと言ってくるボラの幼魚などにむかつきながらも、ギンポ、ミミズハゼ、巨大ヤドカリ、凶悪ガニ、美クラゲなどを捕まえて観察しました。

女子が多かったのですが、元気がよく、目的は海で生き物採集に来たのになぜか露天風呂と間違えて波打ち際に浸かりだす子が続出。
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青春を満喫しています。
いい思い出になりましたね。
あたし着替え持ってない!パンツまで浸水したから帰り道で買って帰る!と笑顔でVサイン。島に観光できた老人ツアー客もたまげた顔でこちらを眺めていました。
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しょうがないやつらだなぁ。と、ヒトデもみんなあきれていました。
雨もこんな子たちに雨を降らしてしまったら申し訳ない、と言って、それ以降は晴れ間も出てくるようになりました。
最後に、帰りには島の神社で恋愛成就をしっかりお祈り。叶うといいね。
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捕えられた生き物は水族館に大事に持って帰り、それぞれどこで獲れたか、どんな特徴があるか、今日の感想などを交えて、全員に一人ずつ発表をして今日の授業を終えました。けがもなく無事に…と言いたいところでしたが、露天風呂と間違えた女の子たちが足をすりむいたりしていましたが、ぜんぜんへっちゃらでかなり満喫したようです。そんなことより願いが叶ってステキな彼氏ができたらいいな♪、ということのほうが大事みたいです。
めでたしめでたし?














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by takesuiblog | 2016-06-09 19:03 | こばやし館長

メダカ紹介 その5

さて、(何が「さて」なのだ!?)塚本君がお伝えしたとおり、6月初旬からカピバラ展示水槽の改修のためカピバラの展示が一時中断します。ご了承ください。

好評開催中の「大大メダカ展」。その中から館長による展示メダカの紹介です。今回は「ヒカリ体型」のメダカの紹介です。

展示メダカの中でヒカリ体型のこれぞ!という品種は一宮市のメダカ屋さん「クリーク」の堀田さんが作出された「コスモ」というメダカです。
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背中~頭部が輝き下半身にはラメが入る上から見ても横から見てもキレイな堀田さんのセンスが冴えまくっている人気の品種なのです。ネーミングも見た目そのもので恐れ入ります的品種です。

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「ヒカリ体型」というのは、なぜかビックリのお腹の遺伝子の一部が背中に表現されたタイプで、お腹のグアニン色素(銀色の部分)が背中に現れるので背中が銀色に光ります。加えて、本来の背中のヒレ(背びれ)が尻ビレに変換されています。尻ビレの背ビレというよくわからん状態なのです。尾ビレも中央が突出します。
メダカのオスメスは背びれの切れ込みでオスメスを見分ける(オスには背びれに切れ込みがある)のが一つの方法ですが、ヒカリ体型では背びれが尻ビレに置き換わっているので切れ込みはなく、オスメスの判別要因が一つなくなるのですが、ヒカリ体型のオスの背びれ、尻ビレはメスよりも大きくなりひし形になるという特徴があるので慣れればすぐわかります。
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↑「琥珀ヒカリ」のオス(上の「コスモ」の写真個体はメスです。ヒレの大きさを比べてみてね)

上下のヒレが大きく背中が光るので立派で普通体型よりも貫録があるように見えます。
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↑「東天紅」(楊貴妃ヒカリ体型)

ヒカリ体型のメダカと普通体型のメダカで繁殖すると子供はすべて普通体型ですがその子供同士で生まれる孫はヒカリ体型が生まれます。
背骨が曲がりやすいためそのような魚は繁殖から除外しないと「背曲がり」という強烈な強い遺伝子を子供たちに引き継いでしまう可能性を持っています。




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by takesuiblog | 2016-05-21 10:03 | こばやし館長

メダカ紹介4 番外編

好評開催中の「大大メダカ展」の中から館長による展示メダカ解説&紹介。
今回は番外編でメダカの魅力とメダカに取り付かれた人物の紹介です。

ボクの「水族館考」はただ魚を見て楽しむ、ということだけでなく水族を通して人と人が出会い何か交流して互いに楽しくなる、そんな場所の提供です。そういう意味では誰もが知っていてお馴染みで身近、そして奥が深いメダカという小さな魚は最高の魚といえます。

2年目になる竹島水族館メダカイベントですが、このイベント&企画展は、ある人にボクが出会わなければ実現してなかったものなのです。その人物こそがメダカに取り付かれた男?逆にメダカに取り付いた男?もはや不明のメダカ師匠である天野さんです。
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天野さんはある日メダカに出会い、すべてを振り切り竹島水族館のご近所の岡崎市で「岡崎葵メダカ」というメダカ専門店(そんなお店が世の中にはあるんだよ、楽しいよ)をしている身もココロもメダカ、全身メダカまみれのボクなど到底かなわないレベルの方で、ご自身でも「カブキ」という人気の品種のメダカを開発作出して、メダカ界では有名なお方です。
明るくて気さくで楽しいことが大好きでメダカとアルコールをこよなく愛する笑顔が素敵な優しい方です。
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↑カブキ

数年前にフラリと天野さんのお店に行きそこで意気投合したのが始まりでした。
「ぜひ竹島水族館でメダカの大きなイベントをしてメダカの輪を広げましょう!」
と天野さんはコーフンして言いましたが、ボクは
「この小さな水族館でそんなことができるでしょうか…?もっと大きな立派な水族館でやったほうが…」
と不安でした。しかし天野さんは
「そんなことない!小さかろうが大きかろうが水族館とメダカのチカラは偉大だ!」
と明るく笑って言うのです。
まぁメダカだって小さいし、小さな水族館のウチでもいいか…と思って開催が決定したのでした。
天野さんはアレヨアレヨという間に激進激泳し、イベント&企画展開催に力を注いでくださいました。
今では竹島水族館の目玉メガイベントとなったメダカ関連の一連の開催は天野さんに出会っていなければなにも始まらなかったのです。

それからは、天野さんはボクがお店に行くたびに
「館長!コレ見てよ!このメダカ!すごいよ!早くイベントやろうよ!」
と言って様々なメダカにまつわる話をしてくれました。
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↑白カブキ

あぁ、この人は変態なんだなぁ、と思いましたね。これぐらいの意気込みややる気、全力で楽しむ姿勢がないとモノゴトはうまくいかんのかもしれん、とわが身を反省しました。天野さんのその姿勢や人柄をすごく尊敬しました。それとともに片足の先っぽだけ漬けていたメダカワールドに両足下半身すべてズブズブにハマっていきました。

考えてみるとメダカは魚の中でも小さいのに活力に溢れ毎日元気に満ちて泳いでいます。竹島水族館も小さいけどメダカを見習って元気に輝いていかんとダメだなぁと。また、メダカはその年その年でどんどん進化して新しい品種ができています。どんどん進化していくその姿も竹島水族館が見習わねばならんところです。メダカからはいろんなことが学べるのですね。人はみな一人では小さいけど努力するんだな、メダカはあの小さな体に多くの可能性と人生のヒントを秘めて泳いでいるだな!そうか!そうなのだ!!
メダカはすごい!!ふんがふんが!←鼻息

「アンタ、またそんな大げさな…」

といって笑うオジサンやおっかさんも多数いるかと思いますが、メダカはホントにいい魚ですよ。ボクはジンベエザメよりナゾの深海魚よりチャラチャラ熱帯魚よりもメダカが好きですわ。

メダカの魅力は天野さんとボクが出会えたように、その小さな魚を通して性別年齢世代を問わず人と人が楽しく交流できることです。愛知県には「愛知メダカ愛好会」というメダカ溺愛追及団体も存在し、そこでは日々老若男女笑いが絶えません。

メダカに限らず、人と人が生き物を通して出会い、様々な交流が生まれるのは新たな世界が広がったり自分の生きる楽しみが増えたり、いろんなことが学べたり発見できたりするので楽しいですよ。竹島水族館がもっともっとそういった出会いが生まれるお手伝いのできる場所になっていけるといいなぁと思います。
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↑天野さんの最新作成メダカ「ヒスイカブキ」エラぶたがヒスイのようにひかり輝く。値段高いメダカだぞぉ。




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by takesuiblog | 2016-05-14 13:43 | こばやし館長

たけすいの飼育展示スタッフのヨロコビとカナシミと愛しさと切なさとあれとこれと


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